「練り歩き」の難しさ

よく練習前のミーティングでも言っていますが、舞台(ライブ)と違い、練り歩きの方が、いつも思いますが自分のテンションを保ち難い!

チンドン屋を10年間やってきて当初は、練り歩きのほうが、演奏・口上を聞いてくれるお客さんが常時変わり、演奏等が多少間違っても気楽にできるなと思ってやってきました。

でも、それが大きな間違いであるのに気付いたのは割とまだこの数年です。(遅い!・・笑)

練り歩きの場合

まず、お客様の性向(年齢・男女別等)が現地で様子で決まるので曲をあらかじめ決めることができない。のでかなり応用問題を解きながら演奏・口上を実行することになります。よって、興行最中にテンションが上がって、勢いで演奏等をする場面はあまりありません。多少お客さんの反応によりそんなテンションになる時もありますが一時に終わります

常に冷静沈着に対応しなければならないのが、ベテランのチンドン屋の第一要件だと考えます。単に技能のテクニックを披露するのではいつまでも(初心者)アマチュアの域、ましてやプロとしては失格だと思います。

 

最後に、まとめます!(うちのメンバーにはよく話していることで耳だこだと思います)

舞台(ライブ)のお客さんは聞こうしてくれて待っている人が多いです(全員ではありません)。

練り歩きは、その逆で演奏を聞こうとしてくれるお客さんは果てしなく少ないです。

さて、どっちが興行しやすいでしょうか?

2022年11月25日