マスク・・顔の表情が見えない!

人と話すとき、顔全体の表情を見ながら・・どう感じているかを察知しながら会話しませんか?

昨日、久々の舞台興行で、つくづくそれを感じました。

 

いつも舞台の最初とプログラム合間に、「おしゃべり」をしながら、自分のテンションも上げていくのですが、昨日の興行は、見ていてくれる(聞いていてくれる)お客さん全員マスク、間隔を保ちながらの着席。(コロナ禍でのコンサート会場の定番状態)

 

私、最初から、おしゃべりしていても、いつもと反応が違う、

何か変と思いながら話し続けるも、口上でもいつもとちらないところもとちってしまう。

いつもは自然に出てくるおしゃべりも、頭の中で反芻してしまい、スムーズに会話が運ばない!

「こりゃ調子出んかったわ!」プログラムが悪かったのかと終了後反省するも。

 

自己分析すると、そうではない。これ、お客さんが全員マスクしていることにより、顔の表情がほとんどわからない。ための弊害であると結論づける所である。

目も人間の表情の中で重要なアッピール要素ではあるが、顔全体の筋肉の動き、特に口元の表情は大変な感情を表現する重要な場所である。と、思う。

かつ、人が間隔を空けて着席していると、一人が笑うとつられて笑うような、一人が拍手するとつられて拍手するような連帯意識が落ちている。と考えられるのである。

又、コロナ禍では、このような場所で(大きな)声を出しづらい空気を作られている。

 

私は、お客さんの表情を見ながら、話かけながら、テンションを上げていくタイプ(こんなタイプがスタンダードだと思いますが・・)

 

だから、今日はお客さんの反応が悪くて、全然乗れんかったわ!

と言った結果は(コロナ禍に於ける舞台から演じる側から見た愚痴は)、演じる側が気持ちを強く持ち、凌駕しなければならない大きな課題であると思う。

 

昨日、NHKの歌コンと言う番組で森高千里がノリの良い曲をお客がほとんどいない東京フォーラムと言う大きな会場で歌っていたが、さぞ、ノリが悪かったのではないかと想像するところである(プロだから口がさけてもそんなことは言わないと思うが)

 

皆さまはどう思われますでしょうか? 参考:(2017年10月の興行)

2021年10月06日