天王左近の個人芸

我々のメンバーは興業で舞台かつ時間の都合がつく場合、個人芸をよく披露させていただく場面も増えてきました。

まだまだ芸と言えない演技もありますが、これは自分を向上させるいい目標になっているみたいです。

今日、チンドン太鼓担当の天王左近氏が、個人芸として”相撲甚句”をやりたいので作詞して欲しいとの依頼あり。

私自身相撲甚句は耳の片隅にわずかに残る響き程度の知識しかないので、どれくらいの字数の詞を書けばいいのか全く見当もつかず、youtubeを駆使し甚句を学習(本当は一回聞いただけ)し、作詞したのが下記の詞である。チンドン屋稼業がテーマであるのでこのような詞にさせていただいた。天王氏は気に入ってくれるだろうか(笑)

 

暗い世の中の端し端しに
一縷の笑いを届けにやってきたのはチンドン屋
東西 東西と言うは聞きなれたチンドンの常套句
音楽と、歌と口上と寸劇で昭和の匂いを持ってきて
感じてもらえばそれが我々の生き甲斐
世の中やっぱり金だよと欲望にまみれた人間界
納得できる寂しさも心にわずかに巣喰うが
やっぱり人間は情をたっぷり含んだ人生泣き笑い
我々はそれを届けにまいります
笑ってください。泣いて下さい。
明日もゆくゆくチンドン稼業

 

あとは天王氏が吟じやすいように加筆訂正してもらえばよく、

明日チンドンの興業が名古屋であるので渡す予定である。




2018年06月01日